ニュージーランドに高さ12メートルの3Dプリント彫像が登場

ニュージーランドに高さ12メートルの3Dプリント彫像が登場し、現地で話題になっている。

3Dプリント彫像が登場したのは、ニュージーランド北島のベイ・オブ・ブレンティの町ロトルア。ニュージーランドのマオリ・アート・アンド・クラフト所属のアーティストが、地元企業のキルウェル・ファイバーチューブ社と共同で建設した。彫像は、ニュージーランド先住民のテ・アラワ族の歴史と伝統を記念するものとしている。

キルウェル・ファイバーチューブ社のクレイグ・ウイルソンCEOによると、彫像の建設にはステンレスが素材に使われ、完成までに16,500時間、700日の時間を要したという。また、彫像全体の重量は3.8トンに及び、設置場所までの移動にはヘリコプターが使われたという。

ロトルアのスティーブ・チャドウィック市長は、「(彫像の建設は)極めて複雑ですが、多くのイノベーションを必要とする画期的なプロジェクトになりました。建設そのものも前代未聞で、設置も困難でした。しかし、彫像の建設によってテ・アラワ族の伝統を記念し、ロトルアを訪れる観光客を歓迎する新たな観光スポットとなることでしょう」とコメントしている。

彫像などの芸術作品の製造に3Dプリンターを使う機運は世界的に高まっているが、高さ12メートルもの巨大な彫像が3Dプリンターで作られるのは極めて珍しい。

ロトルアは1883年設立、人口6万5千人を抱えるニュージーランドの地方都市。市内には多くの間欠泉があり、温泉の名所としても知られている。