http://www.3ders.org//articles/20170510-livrea-and-autodesk-collaborate-on-fully-3d-printed-racing-yacht.html
イタリアのヨットメーカーLivreaが、CADソフト製造大手のオートデスクと共同で競技用スピードヨットを3Dプリンターで開発し、話題になっている。
Livreaは競技用スピードヨットの小型スケールモデルの製造に3Dプリンターを利用していたが、完成品を3Dプリンターで製造する事を発案し、オートデスクの協力を得て開発に成功したという。
3Dプリンターでの製造に切り替えたことで、ヨットの開発にかかる時間とコストを同時に削減出来たという。また、従来よりもより複雑なデザインのヨットを開発する事も可能になったとしている。
製造にはオートデスクが開発した大型スケール自動3Dプリンティングプロセスが使われた。同プロセスでは最新のモーションコントロール機能に加え、ロボットとエクストルーダーをマシンラーニングで管理する技術などが活用されている。Livreaのスピードヨット開発プロジェクトは、同プロセスが採用された初期のプロジェクトのひとつという。
今回開発されたスピードヨットは、今年開催される大西洋横断レースに投入される予定。レースはフランスからブラジルまでの4000マイル(約6400キロメートル)の距離を競い合う過酷なレースとして知られている。