SPEE3Dが遠隔地用メタル3Dプリンティング・コンテナユニットの供給を開始

オーストラリア・メルボルンに拠点を置くメタル3DプリンターメーカーのSPEE3Dが、遠隔地用メタル3Dプリンティング・コンテナユニットの供給を開始した。エクスペディショナリー・マニュファクチャリング・ユニット(Expeditionary Manufacturing Unit, EMU)と名付けられたユニットは、レギュラーサイズのコンテナにXSPEE3Dプリンターとテスト・ポストプロセシング用セルユニットを搭載させたもので、遠隔地での自己完結的なメタル3Dプリンティングを実現するもの。

SPEE3Dは、これまでにオーストラリア海軍、イギリス軍、ウクライナ軍、日本の自衛隊などにも自社のメタル3Dプリンターを提供し、軍事の領域でのプレゼンス拡大に成功している。

SPEE3Dのバイロン・ケネディCEOは、「エクスペディショナリー・マニュファクチャリング・ユニットのリリースは、現在世界が直面しているグローバルサプライチェーン停滞を解決するソリューションです。特に防衛産業などにおいては、迅速で正確なパーツの供給が非常に重要になります。EMUは、イギリス軍などでの豊富な実績を有しており、世界中のどこでも安定したモノづくりを可能にします」とコメントしている。