イギリスのピーターボローに拠点を置く3Dプリンターメーカーのフォトセントリックが、大型DLP3Dプリンター「リキッド・クリスタル・マグナ」をリリースした。同社によると、LCDスクリーンベースのDLP3Dプリンターとしては世界最大の造形サイズを持つとしている。
リキッド・クリスタル・マグナの造形サイズは510 mm x 280 mm x 350 mmで、競合機種の3Dプリンターの二倍以上。フォトセントリックによると、リキッド・クリスタル・マグナは各業界の個別のニーズに対応可能で、特に歯科医療の分野での活用が期待できるとしている。フォトセントリックによると、リキッド・クリスタル・マグナを活用することで、歯科矯正用アライナー46セットをわずか2時間で製造できるとしている。
素材は「デイライト・マグナ・デンタルホワイト」「デイライト・マグナ・ハードブラック」「デイライト・マグナ・ハイテンシルホワイト」「デイライト・マグナ・コンセプトグリーン」の四種類が利用可能。
リキッド・クリスタル・マグナの価格は10,995ポンド(約148万円)で、樹脂素材とフォトセントリック・スタジオ・ソフトウェアが付随する。
フォトセントリックは、主にヨーロッパとアメリカ市場で3Dプリンターを販売している。同社はアメリカのフェニックスにも営業拠点を有している