CSMベーカリーとスリーディーシステムズがフード3Dプリンターの開発で協働

アメリカのベーカリー原料製造メーカーのCSMベーカリーと、3Dプリンター製造大手のスリーディーシステムズが、フード3Dプリンターの開発で協働する。

CSMベーカリーはスリーディーシステムズが開発したフード3Dプリンター「シェフジェット・プロ」シリーズを使い、プロ用ハイレゾルーション3Dプリントフードの開発を行うという。

協業に際し、CSMベーカリーのマリアン・カークガードCEOは、「スリーディーシステムズとの合意は食品業界を再構築する可能性を秘めています。3Dプリンターはこれまでにいくつもの業界を再構築してきましたが、食品業界にもその波が押し寄せてきています」とコメントしている。

両社が合意したところによると、両社は新たなフード3Dプリンターの研究開発、エンジニアリング、デザインなどに加え、フード3Dプリンターのマーケティングなどの分野でも協業するという。

フード3Dプリンターはスリーディーシステムズのシェフジェットシリーズの他にもスペインやイギリスのベンチャー企業も開発、市場に投入してきている。しかし、食品業界ではフード3Dプリンターが未だにトライアルでの使用の域を脱していず、両社の今後の展開が注目される。