デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルと、ドイツのブラウンシュヴァイク工科大学が新型建設ロボットを開発した。現地メディアの報道によると、両者が共同で開発したのはCOBODインターナショナルの建設3Dプリンター「BOD2」をベースにしたマルチファンクションロボット。店舗の壁、トンネル、スイミングプールといったより複雑な形状の建物を建設できるとしている。
ブラウンシュヴァイク工科大学のハラルド・クロフト教授は、「COBODインターナショナルとのパートナーシップは、未来のデジタルコンストラクションへ進む重要なステップです。3Dプリンティングは建設をデジタルにし、作業を自動化してくれます。二重構造の壁なども自動で作ることができます。3Dプリンティングがもたらす低消費と高効率は、建設業をより経済的なものに変革してくれるでしょう」とコメントしている。
ブラウンシュヴァイク工科大学(Technische Universitat Braunschweig)は、ドイツのブラウンシュヴァイクにある工科大学。ドイツ最古の数理科学教育機関を持つ工科大学で、天才物理・天文学者ガウスの出身校として知られている。