米マサチューセッツ州に拠点を置くマイクロ3Dプリンターメーカーのボストン・マイクロ・ファブリケーション(BMF)が「プロジェクションマイクロステレオリソグラフィ」に関する特許を取得した。これにより、同社のフラッグシップモデルD1025シリーズは、米国特許取得済みテクノロジーを搭載したマイクロ3Dプリンターとしてのポジションを獲得した。
BMFの共同創業者でチーフ・テクノロジー・オフィサーのチュアングアン・シア氏は、「D1025シリーズは、マイクロスケールの領域における限界点を拡げるという我々のミッションを実現する者です。デュアルリゾルーションシステムは単なるブレークスルーではなく、マイクロファブリケーションの次のジェネレーションを築き上げるものです」とコメントしている。
ボストン・マイクロ・ファブリケーションは、2016年にマサチューセッツ工科大学のニック・ファング教授ら三人の3D造形技術者が共同で立ち上げたマイクロファブリケーション3Dプリンターメーカー。同社のマイクロファブリケーション3Dプリンターは、マイクロサイズレベルでの供給が求められる医療機器用マイクロデバイスの部品製造などに活用されている。

