アメリカのイリノイ大学が、アーバナ・シャンペイン校キャンパス内にアディティブ・マニュファクチャリング・リサーチセンターを開設する。開設費用815万ドル(約11億5730万円)は、アメリカ国防省が出資する基金から捻出される。
イリノイ大学は現在、リサーチパーク・テックハブプロジェクトを推進中で、アディティブ・マニュファクチャリングリサーチセンターもそのプロジェクトの一環として展開される。リサーチポーク・テックハブには、アメリカ陸軍の地上車両研究開発システムセンターなども併設される。
リサーチセンター開設責任者のビル・キング教授は、「センターでは、素材特性や造形品質などの基礎的な部分を中心にリサーチを行います。また、新たな製造プロセスやテクノロジーをデモンストレートする専用の施設も開設する予定です」とコメントしている。
イリノイ大学(University of Illinois)は、アメリカ合衆国イリノイ州の州立大学システムで、3つの大学(カレッジ)で構成されている。アーバナ・シャンペイン校は、パブリック・アイビーと称される名門公立大学の一つで、特に工学・自然科学分野における研究実績は国際的にも評価が高い。