ラピッドフライトがローカルモーターズの知的財産権を取得

米バージニア州に拠点を置く無人飛行機メーカーのラピッドフライトが、2022年1月に経営破綻したローカルモーターズの知的財産権を取得していたことがわかった。取得した財産の具体的な内容については明らかにさらていないが、ローカルモーターズが特許取得していた一連のアディティブ・マニュファクチャリング技術に関する知的財産であると推測されている。

ローカルモーターズは2007年設立。創業当初よりマイクロファクトリーのコンセプトを掲げ、3Dプリンターを使った自己完結的な車づくりを展開していた。2016年には世界初の3Dプリント自動車ストラティを開発し、話題となった。しかし、昨年12月にカナダ・トロント市郊外で自動運転バスOlliが事故を起こすなどした後、2022年1月に事業を停止した。

ラピッドフライトのジェイ・ガンドラックCEOは、「ローカルモーターズが所有していた一連の知的財産権を取得できたことに興奮しています。アディティブ・マニュファクチャリング技術を使って無人飛行機の業界を革新するという我々のミッションに完全に一致するものです。(ローカルモーターズが開発した)最新のテクノロジーをコマーシャルセクターから防衛セクターまで幅広く活用してゆきます」とコメントしている。