テキサス大学エルパソ校が、オハイオ州ヤングスタウンに3Dイノベーションセンターの分院を設立する。地元のヤングスタウン州立大学と共同で設立するもので、主に航空宇宙や防衛産業のための先端アディティブ・マニュファクチャリング技術やサプライチェーンを研究する。
ヤングスタウンはアメリカ最大のアディティブ・マニュファクチャリング関連業界団体のアメリカ・メイクスの本拠地であり、アメリカ有数のイノベーション・インキュベーション施設を有する工業集積エリア。アメリカ防衛省が運営するマニュファクチャリング・イノベーション研究所も設置されている。
テキサス大学エルパソ校ケック3Dイノベーションセンターのライアン・ウィッカー所長は、「ヤングスタウンにおけるヤングスタウン州立大学とアメリカ・メイクスのプレゼンスは、ワールドクラスのアディティブ・マニュファクチャリング関連の専門家とのコラボレーションを可能にしてくれます。ヤングスタウンの地元経済にとってのエコシステムとなり、テクノロジーベースの多くのスタートアップ企業を生み出すことになるでしょう」とコメントしている。
テキサス大学エルパソ校は1914年設立、2万5千人の学生を抱えるアメリカ有数の有力公立大学。10のカレッジにより構成され、アメリカトップ5%の研究機関にランキングされている。