中国の3Dプリンティング市場が、2030年に79億ドル(約1兆1850億円)規模へ拡大すると予想したレポートが公開された。
アメリカの市場調査会社グランドビュー・リサーチの「中国3Dプリンティング市場・市場規模と展望2023-2030」は、2023年度時点の中国の3Dプリンティング市場を14.4億ドル(約2160億円)規模と見積り、同市場が2030年まで年率27.6%の高い成長率で成長を続け、2030年に同規模に拡大すると予想している。
同レポートは、中国の3Dプリンティング市場をハードウェア、ソフトウェア、3Dプリンティング関連サービスの3セクターに分類し、3Dプリンターなどのハードウェアの市場拡大が全体を牽引すると予想している。
中国市場の拡大を牽引する主なプレーヤーとして、同レポートはスリーディーシステムズ、オートデスク、キヤノン、ダッソーシステムズ、エンビジョンテック、マテリアライズ、オプトメック、HP、レッドワイヤー、オーガノボ、プロトラブズ、シェイプウェイズ、ストラタシス、ヴォクセルジェットなどを挙げている。
全世界の3Dプリンティング市場では、アメリカを中心とする北米市場が世界最大シェアを獲得すると予想している。