ニューヨーク州で「オートシアー」の3Dモデルの公開が禁止か

ニューヨーク州で「オートシアー」の3Dモデルの公開を禁止する法案が提出され、話題になっている。

現地メディアの報道によると、法案はマンハッタン地方検事総長のアルヴィン・ブラッグ氏、州議会議員ブラッド・ホイルマン=シーガル氏、州議会議員リンダ・ローゼンサル氏らが共同で提出したもので、ニューヨーク州内で「オートシアー」の3Dモデルの公開と流通を禁止する内容となっている。

現在、ニューヨーク州では「オートシアー」現物の保有と流通などは法律で禁じられているものの、「オートシアー」の3Dモデルについては法律の適用範囲外とされている。「オートシアー」の3Dモデルが入手できる状態だと、3Dプリンターなどで出力して現物のオートシアーが作られてしまうと懸念されている。

アルフィン・ブラッグ氏は、「銃による犯罪を抑制し、3Dプリンターによるオートシアーなどの製造を防止するためには包括的なアプローチが必用です。オートシアーは危険な武器であり、凶悪な犯罪を防止するためにも規制が必要です」と同法の必要性を訴えている。

オートシアーは、セミオートマチックライフルなどのハンマーを固定し、自動的に連射ができるようにするためのツール。引き金を一度引くだけで連射ができるため、アメリカの多くの州で保有と流通などが禁じられている。