Revoフーズに対する誤認表示訴訟を裁判所が却下

オーストリアのフードテックスタートアップ企業のREVOフーズに対して起こされていた誤認表示訴訟に対し、オーストリアの地方裁判所が訴えを却下した。

オーストリア現地メディアの報道によると、原告はRevoフーズの代替サーモン「Revoサーモン」のパッケージ表示である「Revoサーモン・100%大豆由来プラントベース」は消費者をミスリードしており、消費者が同製品があたかも100%本物のサーモンを使っていると勘違いしてしまうと訴えていた。

Revoフーズのロビン・シムサCEOは、「我々のパッケージ表示は、100%プラントベースの原料だけが使われていると説明しており、さらに動物由来の原料を一切使用しないヴィーガン製品であることを明確に示しています。我々の視点では、ミスリーディングの訴えそのものが間違っています。多くの消費者は我々の製品のようなヴィーガン製品を求めており、製品名を含めたパッケージ表示が何の製品であることをわかりやすく示す必用が求められているのです」とコメントしている。

Revoフーズによると、この種の裁判が起こされることはヨーロッパでは稀であり、特に代替魚肉に対する誤認表示の訴えが出されたことは史上初と見られる。

なお、現在フランス、イタリア、ポーランドでは、代替肉を普通の肉などと誤認するようなミスリーディング広告の出稿が法律で禁じられている。