ナショナルデパート株式会社(岡山県岡山市)が、3Dプリント神棚の発表展示会を開催し、話題を集めた。2023年11月11日と12日の二日間東京都内で開催された発表展示会では、一般社団法人神社崇敬会(東京都目黒区)と協業して開発した新ブランド「Shrine.」が発表され、現地で展示販売した。
3Dプリンターで神棚を作る意味について、一般社団法人神社崇敬会は、昔から神社を支えている「崇敬会」の仕組みを生かし、お札の流通によって神社を支える事業を行ってきましたが、2024年に計画している海外進出にあたり、世界で通用する新しい神棚のスタンダードを創造する必要がありましたとその背景を説明している。
「Shrine.」の神棚コレクションは、今までの神棚の意匠を踏襲しながらも洗練されたモダンなフォルムで構成され、かつ、マテリアル(素材)にはトウモロコシから作られた再生可能(サステナブル)なバイオプラスチックを使用するため、世界にむけて新しい神社の発信に貢献できるとしている。
仏像などの「レプリカ」を3Dプリンターで製造する機運は全国的に高まっているが、本格的な神棚を3Dプリンターで製造するのは今回が世界初と見られる。