傷害などの疑いで起訴されている元大手代替肉メーカーのビヨンド・ミート元COOダグ・ラムジー氏が、被害者男性を逆提訴していたことがわかった。現地メディアの報道によると、ラムジー氏は、被害者男性はラムジー氏に対して「拳で殴りつけ、パンチするなどしてラムジー氏を挑発し、被害者男性を攻撃するよう仕掛けた」と主張している。
ラムジー氏は昨年2022年9月7日、アーカンソー州ファイエットビルのレーザーバックスタジアムの駐車場で被害者男性とトラブルになり、同氏を「攻撃的な言葉で脅迫し」、さらに同氏の鼻を噛んで怪我をさせたという。被害者男性は、ラムジー氏が同氏の車がぶつかってきたと勘違いし、同氏の車の窓を開けさせて暴行に及んだと訴えている。
地元警察の発表によると、ラムジー氏は被害者男性に対する傷害などの重犯罪の罪状認否で罪を認めている。
ラムジー氏は、アメリカの大手精肉メーカーのタイソン・フーズに30年以上勤務した業界のベテラン。2021年12月にビヨンド・ミートにヘッドハントされ、同社のCOO(最高業務オフィサー)に就任していた。事件発覚後、ラムジー氏はビヨンド・ミートのCOO職を停職処分にされ、2022年10月14日付けでビヨンド・ミートを辞職した。