ワブテックがピッツバーグ国際空港近隣に3Dプリンティングセンターを開設

アメリカの鉄道車両メーカーのワブテックが、ピッツバーグ国際空港近隣に3Dプリンティングセンターを開設した。ピッツバーグ国際空港イノベーションキャンパス内に設置された施設は広さ1021平方メートルで、SLM800プリンターなどのハイエンド3Dプリンターが導入されている。施設では貨物車両のブレーキ用部品やヒートシンクなどが製造される予定。

ワブテックは、3Dプリンティングセンターの開設により、部品などの製造時間を最大で80%程度削減できるとしている。ワブテックはまた、2025年までに25,000点の部品をセンターで製造するとしている。

ワブテックのチーフ・テクノロジー・オフィサーのエリック・ゲブハート氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング技術の進歩は、ビジネスクリティカルでサスティナブルな次世代の製品デザインを確実に変革しつつあります。ネイバーフッド91はアディティブ・マニュファクチャリング・エコシステムの中心であり、我々の業界に様々なイノベーションを提供してくれるでしょう」とコメントしている。

ワブテックは、1869年設立のウェスティングハウス・エアブレーキ・カンパニーを礎とする鉄道車両メーカー。主に貨物列車や旅客列車などの鉄道車両などを製造している。