イタリアのスタートアップ企業が3Dプリント電気自動車のキックスターターキャンペーンを展開

イタリアのスタートアップ企業のXEVが、3Dプリント電気自動車のキックスターターキャンペーンを展開している。キャンペーン終了まで6日を残す現時点で、全世界の62人のバッカーから91,931ユーロ(約1103万円)の資金を集めている。

XEV YoYoと名付けられた小型の電気自動車は二人乗りで、シャーシやボディーなどの主要部品を3Dプリンターで製造している。3Dプリンターで製造することでカスタマイズ生産が可能になり、同時に素材の廃棄ロスと製造コストを下げることが可能になるとしている。YoYoは、一回の充電で約150キロメートルを走行できるとしている。

キックスターターでの販売価格は、スペシャル価格で5999ユーロ(約72万円)からとなっている。XEVでは、現在のところ今年12月頃の出荷を目指すとしている。なお、XEV YoYoは、EUヨーロッパ圏内でのみ走行可能となっている。また、車両本体に2年間、バッテリーに5年間の製品保証が付いている。

XEVは2017年設立の、イタリアのトリノに拠点を置くスタートアップ企業。自動車と3Dプリンターの専門家を中心に組織され、設立当初より3Dプリンターで小型電気自動車を製造している。