アメリカで代替肉の利用が拡大している。調査会社イノヴァ・マーケットインサイツが実施した調査によると、アメリカの一般消費者の三人に二人が代替肉を購入しており、10%が常に肉の代わりに代替肉を購入しているという。また、36%が代替肉を以前よりも多く購入しているとしている。
代替肉を購入しているアメリカ人の48%はベジタリアンやビーガンなどの菜食主義者ではなく、代替肉と並行して普通の肉も購入しているとしている。
イノヴァ・マーケットインサイツのルー・アン・ウィリアムズ取締役は、「代替肉は健康意識とマインドフルを持つ消費者に正しいメッセージを伝えています。植物由来の食生活は、ギルトフリーダイエットの中核を成すものです」とコメントしている。
代替肉の多くは大豆などの植物由来食品を原料に、3Dプリンターで製造されている。先日600万ドル(約6億4200万円)の資金調達を成功させたイスラエルのベンチャー企業のリデファイン・ミートも、独自開発したフード3Dプリンターで代替肉を製造している。同社の代替肉は一般的な牛肉に近いテクスチャーを持ち、ステーキ、ローストビーフ、ビーフシチューなどの料理にも使えるとしている。