https://www.newshub.co.nz/home/money/2017/10/air-new-zealand-to-recycle-food-across-flights.html
ニュージーランド航空が、地元の3Dプリント企業ゼニス・テクニカと共同で航空機部品の製造テストを開始する。
ゼニス・テクニカはニュージーランドのノースショアに拠点を置く3Dプリント企業。アーカムのチタン・メタル3Dプリンターを使い、航空宇宙などの領域で各種のパーツを製造している。同社はこれまでに、人工衛星用部品の製造も手がけているという。
ニュージーランド航空は、2016年からFDM方式の3Dプリンターを使い、ポリマーを素材にキャビンコンポート用部品などの製造を行っている。ニュージーランド航空のチーフ・オペレーション・オフィサーのブルース・パートン氏は、今後はプラスチック以外の様々な新しい素材を使ってゆきたいとコメントしている。
ニュージーランド航空はまた、オークランド大学・ヴィクトリア大学と共同で3Dレーザースキャナーを使って航空機内用部品をデザインするプロジェクトも行っている。3Dスキャナーと3Dプリンターを使って航空機内用部品をオンデマンドで製造する事で、製造コストと製造時間を大きく下げることが可能になると期待されている。
航空機用部品を3Dプリンターで製造するプロジェクトは、エアバスやボーイングなどの航空機メーカーが中心となって展開されている。ニュージーランド航空のように、航空会社が単独で行うケースは非常に珍しい。