https://all3dp.com/4/arevo-launches-3d-printed-carbon-fiber-ebike/
カリフォルニア州サンタクララに拠点を置くスタートアップ企業のAREVOが、3Dプリント自転車の販売を開始した。
AREVOの3Dプリント自転車はカーボンファイバー製のフレームで作られた電動アシスト自転車。生産は注文を受けてオンデマンド方式で行われる。
3Dプリント自転車の販売開始について、AREVOのジム・ミラーCEOは、「3Dプリント自転車の開発は、3Dプリンターを使って実際にオンデマンドでモノづくりができることを証明しています。しかもローコストで、製造プロセスそのものをローカライズできます。さらには製造時間も短縮できます」とコメントしている。
自動車をオンデマンドで製造する事業は、アリゾナ州に拠点を置くローカルモーターズが既に開始しているが、自動車よりも単価が安い自転車の製造を3Dプリンターでオンデマンドで行うのは、今回のAREVOのケースが初と見られる。
3Dプリンターによるオンデマンド・マニュファクチャリングは、在庫コストを含む製造コストを大きく削減できるため、今後も他の領域でも普及が進むと期待されている。特に、メタル系素材やカーボンファイバーなどを素材にする3Dプリンターの低価格化と性能向上が進むことが見込まれる今後、様々な領域での活用が進むと期待されている。