http://news.3d2013.com/sports/2018-03-12/21644.html

イタリアの自動車メーカーのXエレクトリカル・ヴィークル（XEV）が、3Dプリント自動車の大量生産を今年末から開始すると発表した。LSEVの出荷スケジュールや価格などの情報は、現在のところ公表されていない。

XEVが開発している3Dプリント自動車LSEVは、現在上海の中国3Dプリンティング文化博物館でデモ走行が行われている。

LSEVは車体の主要部品のほとんどを3Dプリンターで製造した電気自動車。XEVではこれまでに7,000件のプレオーダーを受注したとしている。

XEVは、3Dプリンターで自動車を製造する事で、従来型の自動車製造方法より製造コストを70%削減できたとしている。また、車体を構成する部品点数をわずか57点まで削減したとしている。

同社と技術提携している上海のフィラメントメーカーのポリメーカーは、3Dプリンターを活用する事で、通常3年から5年程度かかるとされる車のデザイン工程を、わずか3か月から12か月に削減できると説明している。

3Dプリンターで自動車を製造するプロジェクトは同社以外でも行われている。2016年にはアメリカのベンチャー企業のローカル・モーターズが、主要部品を3Dプリンターで製造した世界初の3Dプリント自動車のテスト走行に成功している。