https://www.nasa.gov/exploration/systems/sls/multimedia/countdown-to-deep-space-continues-with-latest-rs-25-test.html
NASAが民間ロケットメーカーのエアロジェット・ロケットダインと共同で、大型ロケットエンジンRS-25のコンポートを3Dプリンターで製造した。NASAが3Dプリンターで開発するロケットエンジン用コンポートとしては過去最大の大きさになるという。
RS-25ロケットエンジンは40年以上使われているクラッシックなエンジンで、かつてはスペースシャトルの打ち上げにも使われた。NASAではRS-25ロケットエンジンの出力を従来型の113%に拡大することを目指している。
RS-25ロケットエンジンの燃焼試験はミシシッピ州ステニス宇宙センターで先日行われ、無事成功した。NASAとエアロジェット・ロケットダインは、今後も3Dプリンターを使って新型RS-25ロケットエンジンの製造を行うとしている。
ロケットエンジンの製造に3Dプリンターを利用する機運は世界的に高まっている。欧州宇宙機関も、2020年に打ち上げが予定されているアリアン6ロケット用エンジンVulcain2.1ロケットエンジンの主要部品の製造に3Dプリンターを利用している。欧州宇宙機関では、別シリーズのプロメテウスシリーズ用ロケットエンジンの製造にも3Dプリンターを利用するとしている。