https://sputniknews.com/russia/201710241058504575-3d-house-russia/
ロシアの会社がモスクワ近郊の街で3Dプリンターで本格的な住宅を建設し、話題になっている。
住宅を建設したのはロシアの3Dプリンティング企業AMT-SPECAVIA社。ヤロスラヴリの街に建設された298.5平方メートルの大きさの住宅は複数のパーツで構成されていて、すべてのパーツをプリントするのに2年を要した。完成後の住宅にはロシア人の家族が入居する予定という。
AMT-SPECAVIA社は、当初コンピューターでモデルをデザインし、シミュレーションを行った。シミュレーションでモデルの構造を確認後、造形サイズ3.5 X 3.5 X 1メートルの大型コンクリート3Dプリンターで各パーツを製造した。
パーツは厚さ10mmのレイヤーと幅30mmから50mmのサイズで造形された。プリント時間は1時間あたり最大15平方メートルに達したという。造形スピードはプリントを重ねる毎に上がり、最終的には当初のスピードの8-12倍になったという。
プリントされた住宅はロシアの建築法のすべてに準拠しており、建設許可も取得しているという。なお、3Dプリント住宅の価格などについては明らかにされていない。
3Dプリンターで住宅を建設する機運は世界中で高まっている。今年初めにもロシアの別の企業が大型コンクリート3Dプリンターを使って簡易住宅を建設し、話題になった。