エアバスが3Dプリンターで製造したチタン製部品の使用を開始 https://3dprint.com/63169/airbus-a350-xwb-3d-print/

航空機製造大手のエアバスが、3Dプリンターで製造したチタン製部品の使用を開始する。

部品が使われるのはエアバスの最新機種A350XWBシリーズ。航空機の翼とエンジンを繋ぐパイロンと呼ばれる部分のブラケットとして使われる。

エアバスはこれまでに同社のA320neoシリーズとA350XWB試験機に試験的に3Dプリンター製部品を使用してきたが、商用機種用部品としては今回が初となる。

エアバスA350XWBシリーズは最大280人乗りの旅客機で、これまでにカタール航空、シンガポール航空などに導入されている。A350XWBシリーズでは、機体の胴体部と翼にカーボンファイバー強化ポリマーが使われている。

エアバスは、自社航空機の製造に3Dプリンターの導入を進めている。同社は昨年、将来的に航空機用部品の半分を3Dプリンターで製造するという計画も発表している。

航空機の製造に3Dプリンターを導入する機運は世界的に高まっている。3Dプリンターは、少品種少量生産が求められる領域でフィットするとされていて、航空機製造は象徴的な領域であるとされている。航空機用エンジン製造のGE・アビエーションも、ロケット部品製造に3Dプリンターを利用している。