https://3dprint.com/185446/us-marine-3d-printable-drone/
アメリカ海兵隊員が3Dプリンターで低コストドローンを製造し、話題になっている。
26歳のアメリカ海兵隊員レット・スコット軍曹は、「スカウト」と名付けられたUAV(無人飛行機)をわずか613ドル(約67,430円)で製造した。これは海兵隊が通常使用しているドローンの200分の1のコストだという。
「スカウト」は、アメリカ海兵隊が開催していた2016年度海兵隊ロジスティクス・イノベーション・チャレンジ大会参加用に製造された。スコット軍曹はペンシルベニア州立大学の応用調査研究所で設計を開始し、その後、サンフランシスコのオートデスク・テクノロジー・センターで四か月間過ごし、ドローンを完成させた。
アメリカ海兵隊の主力ドローンのRQ-11とRQ-12は無人偵察用ドローンで、価格は35,000ドルから49,000ドル。機体の価格に加えてグラウンドコントロールシステムに100,000ドルのコストが必要とされている。
アメリカ海兵隊の主力ドローンは価格が高いので、海兵隊員達は利用をためらう傾向にある。低価格ドローンを製造することで価格を気にせずに自由に使ってもらえるようにしたかったとスコット軍曹はコメントしている。