https://www.rib-software.co.uk/news/nyheder/2014/10/31/rib-software-og-deutsche-bahn-indgr-fase-iii-licensaftale-om-leverance-af-itwo
ドイツ鉄道が3Dプリンターの利用を拡大する。ドイツ鉄道は運航する鉄道車両の部品製造に3Dプリンターを利用しており、今年中で2,000点の部品を製造する見通しとしている。同社では3Dプリンターによる部品製造点数を、来年末までに15,000点に拡大するとしている。
ドイツ鉄道は2015年から3Dプリンターの利用を始めた。同社が3Dプリンターで最初に作った部品は、車両内のコート吊り用フックだったという。3Dプリンターの導入に際し、同社は3Dプリンター用ソフトウェアメーカーの3Yourmindとドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップの協力を得た。
ドイツ鉄道は先日、アメリカの自動車メーカーのローカルモーターズと共同で開発した無人ミニバスOlliの試験運行を始めると発表し、話題を集めていた。Olliの主たるコンポーネントは、ローカルモーターズのマイクロファクトリーの3Dプリンターで製造されている。
ドイツ鉄道はベルリンに本社を置く、ドイツ最大の鉄道会社。1994年に旧西ドイツ国鉄と東ドイツ国鉄が合併し、民営化して誕生した。日本のJR東日本とも鉄道技術開発に関する基本合意契約を締結するなど交流が行われている。