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ミシュランのグループ会社がタイヤ製造用型枠を3Dプリンターで製造すると発表し、話題になっている。
ミシュランのエンジニアリング企業ファイブス・グループSAは、ハイエンドメタル3Dプリンターを使ってタイヤ製造用型枠を製造し、従来品よりも高いパフォーマンスのタイヤ製造を目指している。
ミシュランとファイブス・グループは2015年9月よりジョイントベンチャーを開始し、アディティブ・マニュファクチャリング用機器の製造とプロダクションショップの運営を共同で行っていた。2016年にはジョイントベンチャーを「アドアップ・ソルーションズ」と名付け、昨年のformnext2016ではフォームアップ350DMLS3Dプリンターのデモンストレーションを行っていた。
ファイブス・グループが開発中の型枠は、非常に複雑な形状のデザインが可能で、タイヤそのものの寿命も大きく伸ばせるという。
自動車の製造に3Dプリンターを取り入れる機運は世界的に高まってきている。世界初の3Dプリント自動車を製造したアメリカのローカルモーターズが、マイクロファクトリーと呼ばれる地域密着型の小型工場で3Dプリンターを使って自動車のカスタマイズ製造を行っている他、一般的販売用の自動車の製造にも3Dプリンターを活用するケースが増えて来ている。タイヤ量産用に3Dプリンターを型枠製造に活用するケースとして世界中の3Dプリンター業界関係者が注目している。