リコーUSAが医療用3Dプリンティング施設を開設

リコーのアメリカ法人のリコーUSAが、医療用3Dプリンティング施設を開設した。ノースカロライナ州ウィンストン・セーラムに開設された施設は「ザ・リコー3D・フォー・ヘルスケア・イノベーションスタジオ」(The RICOH 3D for Healthcare Innovation Studio)と名付けられ、手術シミュレーション用3Dプリンティングモデルの製造などの3Dプリンティングサービスを提供する。

リコーUSAの北米アディティブ・マニュファクチャリング担当マネージングディレクターのゲアリー・ターナー氏は、「ザ・リコー3D・フォー・ヘルスケア・イノベーションスタジオは、患者ごとに応じた医療ソルーションへのアクセスを民主化するというリコーの長期的ビジョンにおける基本的なステップです。アメリカ中の医療機関と連携し、スケールポイントを統合できることを楽しみにしています」とコメントしている。

ザ・リコー3D・フォー・ヘルスケア・イノベーションスタジオは、当初地元の医療機関のアトリウム・ヘルス・ウェークフォレストバプティスト病院や、ウェークフォレスト大学医学部と提携し、各種のサービスの提供を予定している。

リコーはノースカロライナ州立大学とも業務提携を締結し3Dプリンティング中核的研究拠点を設立するなど、アメリカの3Dプリンティングの領域でのプレゼンスを広げている。