ルイジアナ州の教育委員会が、400台のメーカーボット・インダストリーズの3Dプリンターを購入して話題になっている。購入したのはルイジアナ州のカルカシュー・パリッシュ教育委員会。傘下の60の小中学校と高校へ通う2万9500人の生徒達に提供される。
カルカシュー・パリッシュ教育委員会のチーフ・テクノロジー・オフィサーのキム・レブランク氏は、「私たちは私たちの生徒へ変化を与え、成長する公平な機会を与えたいと考えました。それを実現するには、そのために必要なツールとリソースを与え、クリティカルシンキング、コラボレーション、クリエイティブスキルを磨いてもらう必要があります。3Dプリンティングはそれらすべてを満たし、生徒と教師の双方の学習をサポートしてくれます」と導入の理由を説明している。
アメリカでは、公立の小中学校や高校でSTEM(科学、技術、エンジニアリング、数学)教育の一環として3Dプリンターが導入されるケースが多いが、一度に400台もの3Dプリンターが導入されるのは珍しい。アディティブ・マニュファクチャリングやインダストリー4.0の普及が進む今後、教育現場に3Dプリンターが導入される機運がさらに高まると予想される。