オリジンとストラタシスが新型コロナウィルス検査用スワブの販売パートナーシップ契約を締結

SLA3Dプリンターメーカーのオリジンと、大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、新型コロナウィルス検査用スワブの販売パートナーシップ契約を締結した。契約によると、ストラタシスはオリジンが製造する新型コロナウィルス検査用スワブを、ストラタシスの販売チャネルを通じて全米の医療機関や検査機関に販売する。

新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、新型コロナウィルスの抗体検査などに大量の検査用スワブが必要とされる。オリジンは、検査用スワブの製造数量を日産19万個に引き上げ、需要に対応する。

ストラタシスのアメリカ市場担当社長のリッチ・ギャリティ氏は、「我々はオリジンの3Dプリンティング技術に絶大の信頼を置いています。そして、我々は我々自身が我々のネットワークを通じて彼らのスワブを効率的に流通させられることを知っています」とコメントしている。

オリジンのクリストファー・プルーチャCEOは、「命を救い、経済を再開するためには広範囲での検査を実施することが必要です。我々のテクノロジーを活用することで、医療現場が最も必要としている大量のスワブを迅速に提供することが可能です」とコメントしている。

本記事執筆時点でのアメリカのコロナウィルス感染者数は88万人を超え、死亡者数は4万9845人に達している。全世界の新型コロナウィルス感染数は271万人を超え、死亡者数は19万656人に達している。