スマイル・ダイレクト・クラブの株価が二週間で63.72%上昇

歯科矯正用アライナーメーカーのスマイル・ダイレクト・クラブの株価が、二週間で63.72%上昇し、話題になっている。

米ナスダック株式市場で取引されているスマイル・ダイレクト・クラブの株価は、米小売大手ウォルマートとの提携開始や、長らく供給契約を締結していたアライン・テクノロジーとの契約解消などの発表を受け、1月3日から15日にかけ、13.69ドルまで上昇した。ある市場関係者は、スマイル・ダイレクト・クラブがHPとパートナーシップ契約を締結し、新たな販売チャネル構築に動き出したことを市場が前向きに評価していると分析している。

スマイル・ダイレクト・クラブの共同創業者のアレックス・フェンケル氏は、「スマイル・ダイレクト・クラブのアライナーを患者に供給したいという歯科医師の需要が急速に伸びています。アライン・テクノロジーとの契約終了に伴い、患者との直接取引に限定する必要がなくなりました。我々の販売チャネルを拡大するため、我々のアライナーを販売してくれる歯科医師の我々のネットワークへの参加を歓迎します」とコメントしている。

スマイル・ダイレクト・クラブは2014年設立。独自に構築した歯科医師のネットワークを通じて、患者ごとにカスタマイズしたクリアアライナーを3Dプリンターで製造し、供給している。同社はこれまでに、全米の75万人の患者にアライナーを供給している。