歯科医療用3Dプリンター市場が、2024年に4億4000万ドル(約470億円)規模に成長すると予想するレポートが発表された。
アメリカの市場調査会社レポート・インテレクトのレポート「グローバル・デンタル3Dプリンターマーケット2019」は、2019年時点の全世界の歯科医療用3Dプリンター市場を3億1千万円(約332億円)規模と推定し、今後年率7.2%の成長率で成長を続け、2024年までに同規模に到達すると予想している。
歯科医療用アプリケーションでは、矯正用マウスピース、クラウン・ブリッジ、入歯などの製造が拡大するとしている。
エリア的には北米市場が最大のシェアを確保し、ヨーロッパとアジア太平洋市場が続くとしている。ヨーロッパ市場の中でも、特にイギリス、ドイツ、フランスが市場拡大を牽引するとしている。
アジア太平洋市場の中では、中国と日本が市場拡大を牽引し、さらにタイ、マレーシア、ベトナムなどの新興国の市場の成長が期待できるとしている。
歯科医療用3Dプリンター市場における主なプレーヤーとして、ストラタシス、スリーディーシステムズ、エンビジョンテック、DWSシステムズ、ベゴ、プロッドウェイ・アントレプレナー、アシガなどを挙げている。