ペンシルバニア州立大学が3Dプリンティング業界向け知的財産保護講座を提供

ペンシルバニア州立大学が、3Dプリンティング業界向け知的財産保護講座を提供する。この種の講座が提供されるのは、アメリカの大学では初と見られる。

ペンステート・アディティブ・マニュファクチャリング・アンド・デザイン・大学院プログラムと名付けられた講座は、3Dプリンティング業界におけるデザインなどの意匠権の保護や、知的財産侵害などのリスクなどについての知識を提供する。受講生は、守秘義務契約やライセンス契約などの契約書の作成や、特許や意匠権などの知的財産保護についての基本を学ぶ。

講座の開設について、担当主任教授のティモシー・シンプソン氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングはプロダクトデザインや製造業そのものを抜本的に変革しています。さらに知的財産の領域にも変化を強いています。多くのエンジニアは、そのための準備ができておらず、新たな製品やサービスを開発する際の理論武装が十分にできていません」とコメントしている。

ペンシルベニア州立大学はペンシルベニア州ステートカレッジに位置する、1855年設立の名門大学。全米公立大学ランキングでは、総合順位第16位にランクインしている。大学フットボールチームが全米屈指の競合として知られている。