http://www.3ders.org/articles/20180705-clearcaps-uses-3d-printers-to-produce-250-dental-aligners-in-24-hours.html
ドイツの歯科医療機器メーカーのクリアーキャップスが、24時間に250の歯科矯正用アライナーを製造したとして話題になっている。
クリアーキャップが使ったのは、ストラクト社が開発したMSLAパウダーベース3Dプリンター。プリント1回につき10のアライナーを30分で製造できるとしている。
クリアキャップスは2年前にストラクト社の3Dプリンターの存在を知り、最近まで導入に向けた調整を続けていた。同社の3Dプリンターの導入により、クリアキャップスの生産能力は一気に高まった。
市場調査会社マーケッツ・アンド・マーケッツによると、歯科医療用3Dプリンティング市場は、2018年の17億8千万ドル(約1,958億円)規模から年率23.2%の高い成長率で成長を続け、2023年までに50億ドル(約5,500億円)規模に達するという。
クリアキャップスは、歯科医療用3Dプリンティング市場の拡大について、「(同社の活動は)市場の表面をひっかいているだけ」と表現していて、今後の事業拡大を確実視している。
歯科矯正用アライナーを3Dプリンター製造する事業は古くからアメリカで行われている。アメリカではアラインテクノロジーが「インビザライン」のブランドのアライナーを3Dプリンターで製造し、利用者へ供給してきている。