https://3dprint.com/98238/basic-3d-printed-arm-model/
フランスに目の不自由な人向けの3Dプリント解剖モデルのライブラリーがオープンし、話題になっている。
フランスではおよそ170万人の目の不自由な人が存在し、そのうちの6,000人が学生だという。その学生の半分は大学生で、フランスの名門校グランデ・エコールで学んでいる。学生の多くは物理療法やマッサージなどの技術を学んでキャリアを形成するという。
ライブラリーのプロジェクトは、フランスのGIAA(Groupement des intellectuels aveugles ou ambylopes) が1月4日に立ち上げた。プロジェクトはフランスの産業用3Dプリンティング企業のダッソーシステムズと共同で展開しているという。解剖モデルの製造はダッソーシステムズが所有する3Dスキャナーとハイエンド3Dプリンターで行うとしている。解剖モデルは膝やひじの関節などの複雑な形状のものも提供され、目の不自由な学生の教育に使われる。
3Dプリント解剖モデルライブラリーのオープンについて、GIAAのピエール・ヴァサルプロジェクトディレクターは、「我々のアプローチは革新的で、他の教育の領域にも応用出来ると確信しています」とコメントしている。