韓国政府が3Dプリンター、ロボテックス、医療AI分野への経済促進策を強化 http://www.3dprintingbusiness.directory/news/surgeons-iwk-health-center-use-3d-printed-heart-model-rehearse-complex-procedures/3d-printed-heart-model9/

韓国政府が3Dプリンター、ロボテックス、医療AI分野への経済促進策を強化する。

韓国保険福祉部(部は日本の省に相当)が今月16日に発表したところによると、先日韓国初の医療産業向上委員会が開催され、医療業界の8のセクターにおける改革案が議論された。改革案は韓国のシンクタンク、韓国医療機器産業包括支援センターがまとめた提案がベースになっているという。

議論では医療分野における革新技術を使った医療機器の許認可審査期間を短縮するなどの提言が盛り込まれた他、3Dプリンター、ロボテックス、医療AIなどを活用した新たな医療機器の開発に助成金が付与される事なども提案された。

保健福祉部のキム・ガンピル氏は「(医療機器における)革新技術の役割は極めて重要だ。システム全体を常に改善し、将来の韓国経済をけん引する産業としての医療業界をサポートしてゆきたい」とコメントしている。

昨年2016年度の韓国の3Dプリンター市場は7,500万ドル(約82億5千万円)規模と推定され、世界シェアは2%程度にとどまっている。医療分野における3Dプリンター技術の活用を促すことで、3Dプリンター市場と医療市場を同時に拡大させる事が可能になると、関係者は期待している。