米国カリフォルニア州オーガノボ研究所
アメリカのバイオ3Dプリンター製造ベンチャーのオーガノボのマーフィーCEOが、3Dバイオプリンティング市場が30億規模に拡大するとコメントした。
オーガノボは新たに新株発行により2,500万ドル(約26億円)の資金調達を予定しているが、株価希釈を恐れた投資家が同社株式を売込み、株価は発表から15%程度下げている。マーフィーCEOのコメントは投資家の不安を払拭する目的で出されたものと見られる。
同社は先日四半期ベースで初めて売り上げが100万ドル(約1億400万円)を突破したが、マーフィーCEOはこれを「重要な転換点である」としている。
オーガノボは主に製薬会社に3Dバイオプリントしたヒトの肝臓と腎臓の生細胞組織を販売している。現在、世界のトップ25の製薬会社のうち10社がオーガノボの製品を利用しているが、マーフィーCEOはユーザー企業の数が今後さらに増加し、最終的には30億ドル規模に到達できるとしている。