アメリカ退役軍人用教育プログラムにJCモルガンチェイスが7万5千ドルを寄付 https://workshopsforwarriors.org/help/

11月11日の退役軍人記念日を迎え、アメリカ退役軍人用教育プログラムを提供しているボランティア団体のワークショップ・フォー・ウォリアーズ(戦士のためのワークショップ)に、金融サービス大手のJCモルガンチェイスが7万5千ドル(約787万円)を寄付した。

寄付金はワークショップ・フォー・ウォリアーズの新たなSTEM(科学、技術、エンジニアリング、数学)教育プログラム開発に使われるという。

ワークショップ・フォー・ウォリアーズは2008年設立。退役した元軍人にCAD/CAM、CNCマシニング、3Dデザインなどのハイスキルの製造技術を教え、先端製造業現場で求められる労働力に育てるのを目的としている。

2011年から2016年までにワークショップ・フォー・ウォリアーズは321人の退役軍人を教育し、卒業証書を授与してきた。同期間中に1,223もの民間技術認定書を獲得した卒業生の94%が、現在最先端のモノづくり現場で働いているという。

アメリカでは退役軍人の社会復帰と雇用確保が慢性的な問題になっていて、アメリカのホームレス人口の8%を退役軍人が占めるとされている。ワークショップ・フォー・ウォリアーズの活動が退役軍人の雇用確保と最先端労働力の供給に貢献していることが改めて評価されている。