Velo3Dがアマエロと2200万ドル規模の契約を締結

アメリカの大型3DプリンターメーカーでQTCQXベスト・マーケット登録のVelo3Dが、テネシー州テネシーバレーに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング用メタルパウダーメーカーのアマエロ(Amaero)と2200万ドル(約31億2400万円)規模の大型契約を締結した。

アメリカ現地メディアの報道によると、アマエロはVelo3Dに対して今後五年間チタン合金パウダーなどのハイクオリティメタルパウダーを定期的に供給するとしている。

アメリカ現地メディアは、今回の両者による契約締結は、アメリカのトランプ政権が進める製造業の国内回帰を促す一連のリショアリング政策に基づくものとしている。

アマエロは2013年にオーストラリアのモナッシュ大学発のベンチャー企業として設立されたメタルパウダーメーカー。今日までにグローバルヘッドクォーターをテネシーバレーへ移し、主にアメリカのアディティブ・マニュファクチャリング市場においてメタルパウダーメーカーのポジションを固めている。

Velo3Dにおいては、今年2025年1月に米インディアナ州インディアナポリスに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング用メタルパウダーメーカーのアレイド・アディティブが発行済み株式の95%を取得し、親会社になっている。現在はアレイド・アディティブ主導の下で事業を展開している。