アメリカの大手化学メーカーのハンツマン・コーポレーションが、3Dプリンター用素材製品を再リリースする。
IROPRINTのブランドで再リリースされる素材はSLA3Dプリンター、HSS3Dプリンター、FDM3Dプリンター用素材。いずれも3Dプリンターのエンドユーザーとマーケットリーダーとのコラボレーションによって開発されたという。
ハンツマンのステファン・ペイソン・グローバルビジネス開発マネージャーによると、IROPRINT製品は「経済的で簡単にプリントでき、技術的に汎用性が高く、機能や硬度を問わず様々な場面で活用できる」と説明している。
ハンツマンはまた、IROPRINTシリーズは3Dプリンターの普及が進んでいる自動車業界などのほか、IoTなどの比較的新しい業界で使われるアプリケーションの開発にも適しているとしている。
ハンツマン・コーポレーションは1970年設立。これまでにポリウレタンやパフォーマンス製品などの化学製品を産業ユーザーに提供してきている。同社の顧客にはGE、BMW、シェブロン、プロクターアンドギャンブル、ユニリーバなどの大手メーカーが含まれる。3Dプリンター業界向けには、同社はこれまでに主にSLA3Dプリンター用樹脂製品を供給していた。