ニューサウスウェールズ大学の教授が海洋ゴミを3Dプリンター用フィラメントにリサイクル http://www.re-filament.com/shop/green-recycled-pet-filament.html

オーストラリアのニューサウスウェールズ大学の教授が、海洋投棄されたプラスチックやPETボトルなどの海洋ゴミを、FDM方式の3Dプリンター用フィラメントにリサイクルするプロジェクトを立ち上げている。

プロジェクトを立ち上げたのは同大学のヴィーナ・サハジュワラ教授と研究チーム。研究室内にリサイクル用マイクロファクトリーを立ち上げ、プラスチックなどの海洋ゴミをフィラメントにリサイクルする。

研究チームはケープヨーク半島の海岸から7トンもの海洋ゴミを収集、素材ごとに区分してマイクロファクトリーでリサイクルしている。同チームは、最終的には地域ごとにマイクロファクトリーを設置し、地元で収集した海洋ゴミをそれぞれリサイクル出来ないか検証するとしている。

投棄されたプラスチックやプラスチックなどの海洋ゴミをフィラメントにリサイクルプロジェクトは世界各地で立ち上がっている。オランダのベンチャー企業リフィル社も、捨てられたヨーグルトの容器を原料にフィラメントを製造するプロジェクトを立ち上げている。また、オーストラリアの非営利団体グリーンバッチも、海洋ゴミをフィラメントにリサイクルするプロジェクトを立ち上げている。