イギリスの精密機械メーカー、レニショーのステュアート・レーン氏が、英国製造技術協会の会長に就任する。英国製造技術協会(The Manufacturing Technologies Association)は、イギリスの製造業界でもっとも権威ある業界団体として知られ、イギリス政界にも大きな影響力を持つロビーイング団体としても知られている。
レーン氏は、現職でレニショーの中東アジア事業開発担当部長を務めるベテランで、業界経験30年を持つ。レニショーのフランスやスウェーデンでの国際事業開発を長らく担当してきている。英国航空宇宙教会のメンバーでもあり、英国製造技術協会には2016年から会員として活躍してきた。
レーン氏は、「英国製造技術協会の会長を引き受けることになり、大変名誉なことであると認識しています。現在、イギリスの製造業は重要な局面を迎えており、いくつもの挑戦と機会が併存しているフェーズにあります。協会のメンバー、関係者、そして政府関係者の皆様とともに仕事をし、イギリスの製造業の未来を花咲かせたいと思っています」とコメントしている。
レニショーは1973年設立。測定、ポジションエンコーダ、ラマン分光測定装置、歯科用CAD/CAM、 脳神経外科用装置の分野における世界的なリーダーで、日本を含む30ヶ国以上に研究開発、製造、販売、サービス拠点を設置している。

