ブリティッシュ・サイクリングがレニショーとの関係を強化

イギリスの自転車競技運営団体のブリティッシュ・サイクリングが、イギリスのアディティブ・マニュファクチャリング関連機器メーカーのレニショーとの関係を強化している。イギリス現地メディアの報道によると、ブリティッシュ・サイクリングとレニショーはこれまでに締結したパートナーシップ契約を、2028年のロサンゼルスオリンピックの開催年まで延長する。

パートナーシップ契約の初年度では主に自転車づくりのための研究開発を行い、競技用自転車のパフォーマンスを最大化するための各種の研究プロジェクトが行われる。

レニショーのアディティブ・マニュファクチャリング・アプリケーション開発担当責任者のベン・コリンズ氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング技術を使って何が実現可能なのかを明確にできる時がきました。これまでは、主に自転車のデザイン面での特異性を追求してきましたが、これからは機能の向上を主な目標に据えて、イギリスの自転車競技チームを最大限に押し上げてゆきたいと思います」とコメントしている。

レニショーは1973年設立。測定、ポジションエンコーダ、ラマン分光測定装置、歯科用CAD/CAM、 脳神経外科用装置の分野における世界的なリーダーで、日本を含む30ヶ国以上に研究開発、製造、販売、サービス拠点を設置している。