デーブ・ステーリン氏がナノ・ディメンションの新CEOに就任

デーブ・ステーリン氏が、イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションの新CEOに就任する。前CEOのオフィール・。バハラヴ氏は辞任し、同時にナノ・ディメンションの取締役も退任する。

デーブ・ステーリン氏はアメリカ海兵隊出身のビジネスマン。主にアメリカのテック企業を中心にマネジメントのキャリアを積んできた。同氏は2024年からナノ・ディメンションの取締役を務めている。

CEO就任についてステーリン氏は、「重大な経営上の局面においてナノ・ディメンションのCEOに就任することを誇りに思います。ナノ・ディメンションは、これまでに極めてチャレンジングな時期に直面していますが、経済的な責任と成長機会を実現することで、これまで以上のバリューを生み出すことができると信じています」とコメントしている。

ナノ・ディメンションにおいては、昨年2024年に一連のM&A戦略を進めてきた立役者のヨアヴ・スターンCEOが解任され、ジュリアン・レダーマン氏が暫定CEOを務めてきていた。ナノ・ディメンションは、買収したアメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが米連邦破産法第11条を申請して経営破綻するなど、経営的に厳しい局面に置かれている。