スリーディーシステムズに対する集団訴訟提訴

アメリカの大手3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のスリーディーシステムズに対し、同社の株主が集団訴訟の準備を進めている。

アメリカ現地メディアの報道によると、スリーディーシステムズは2025年3月26日に発表した同社の2024年度通年決算発表で前年比減収の売上高などを発表し、その原因として「マクロ経済的要因による3Dプリンターなどのハードウェアの売上の低迷」などを挙げ、特に「再生医療セクター部門での売上の低迷」が全体の足を引っ張ったなどと説明していた。その発表後、ニューヨーク証券取引所で取引されている同社の株は21%下落し、一株2.15ドルまで値下がりした。

原告団は、スリーディーシステムズが恒常的にマクロ経済要因による経営リスクにさらされている事を周知の事実としておきながら、事前に株主に十分に説明せずに結果的に株主を欺き損害を与えたと訴えている。

集団訴訟に参加できる株主は、2024年8月13日から2025年5月12日までの間にスリーディーシステムズの株式を購入した株主で、2025年8月12日の期限日までにグランシー・プロンゲイ&ミューレイ法律事務所へ申し出るよう呼びかけられている。