アメリカの大手代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートの株価が一年で56.5%下落した。2024年7月16日に一株7.49ドルで取引されていたビヨンド・ミートの株は持続的に値を下げ、一年後の2025年7月16日には3.26ドルで取引を終えた。同期間中、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500は5667.20ドルから6259.75ドルへ10.4%上昇した。
2025年5月に発表されたビヨンド・ミートの2025年度第1四半期決算では、売上高6870万ドル(約99億6150万円)で、前年同期比で9.1%のマイナスとなった。営業収支は5620万ドル(約81億4900万円)の赤字で、前年同期の5350万ドル(約77億5750万円)から若干悪化した。
経常収支も5290万ドル(約76億7050万円)の赤字で、前年同期の5440万ドル(約78億8800万円)の赤字から若干改善した。調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)も4230万ドル(約61億3350万円)の赤字だった。
ビヨンド・ミートは、総額で11億5000万ドル(約1667億円)の転換社債を抱えているほか、利息の支払いを現金ではなく元金に組み入れるタイプのPIKローンも1億ドル(約145億円)程度抱えている。オペレーティングキャッシュフローがマイナスの状況で、同社の財務状況は厳しさを増している。