Xometryが2025年度第1四半期決算を発表

メリーランド州ガイザーズバーグに拠点を置く産業用マーケットプレース運営のXometryが2025年度第1四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億5100万ドル(約214億4200万円)で、前年同期比で23%のプラスとなった。主力事業のマーケットプレース事業の売上高が前年同期比で27%のプラスとなったことなどが全体を牽引した。特にヨーロッパ市場における射出成型用パーツなどの取引が大幅に増加し、全体の売り上げ増に貢献した。

同社のマーケットプレースを利用するアクティブバイヤー数も増加し、2025年3月末日時点で前年比22%増の7万1000社となった。

同期間中のEBITDA(利子、税、減価償却前利益)は10万ドル(約1420万円)で、前年同期の赤字から黒字転換した。経常収支は1510万ドル(約21億4420万円)の赤字だった。

サプライヤーサービス部門の売上高は1460万ドル(約20億7320万円)で、前年同期比で6%のマイナスとなった。

Xometryは2013年10月設立。3DプリンティングやCNCマシニングに特化したオンデマンド・マーケットプレースを運営しており、顧客にはBMW、GE、NASA、アメリカ陸軍などの大手ユーザーが名を連ねている。