アメリカの大手代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートの株価が低迷している。NASDAQで取引されているビヨンド・ミートの株は、アメリカ現地時間の2025年3月5日の取引で一株3.08ドルまで下落し、直近50週間での最安値を記録した。
ビヨンド・ミートは、現地時間の先週に2024年度第4四半期決算と2024年度通年決算を発表したが、2024年度第3四半期決算での売上高が7670万ドル(約115億500万円)と前年同期比で4%程度のプラスになったものの、経常収支が4490万ドル(約67億3500万円)の赤字となったことなどが株価の下落につながった。
大手投資銀行ジェフリーズ・グループのある投資アナリストは、ビヨンド・ミートの売上高が増加基調へ転じる兆しを見せているものの、同社が抱える直近の流動性負債が12億ドル(約1800億円)程度にまで増加してきており、バランスシートの悪化が投資家にネガティブに評価されていると分析している。
本記事執筆時点(日本時間2025年3月6日)では、ビヨンド・ミートの株は一株3.21ドルで取引されている。
ビヨンド・ミートのイーサン・ブラウンCEOは同社の業績について、「調整後EBITDAベースでは数字はかなり改善しています」とポジティブなコメントを発している。