米カリフォルニア州に拠点を置くメタル3Dプリンティングスタートアップ企業のフリーフォーム(Freeform)が、米大手半導体メーカーのNVIDIAのベンチャーファンドから1400万ドル(約21億円)を調達したとして話題になっている。
アメリカ現地メディアの報道によると、フリーフォームはNVIDIAからの出資を受け入れるとともに、NVIDIAが提供しているベンチャー企業育成プログラムのNVIDIAインセプションに加入する。NVIDIAインセプションは、AIやアディティブ・マニュファクチャリングなどの次世代テクノロジーをベースにしたスタートアップ企業を育成するためのインキュベーションプラットフォーム。
フリーフォームの共同創業者でCEOのエリック・パリッシュ氏は、「フリーフォームはマニュファクチャリングをトランスフォームしており、マシンラーニングとスーパーコンピューティングがこれまで不可能だったことを可能にしてくれます。NVIDIAのテクノロジーを活用することでメタル3Dプリンティングの能力をより以上に引き出すことができ、ハイクオリティなデジタルパーツを高速で製造することが可能になります」とコメントしている。
フリーフォームは、新興ロケットメーカーのスペースX出身のエンジニアらが立ち上げた3Dプリンティング企業。AIベースのマニュファクチャリングプラットフォームを構築し、産業ユーザーを対象にハイクオリティなメタルパーツの製造・供給を行っている。