パンダエクスプレスがビヨンド・チキンを使ったオレンジチキンの販売を再開

アメリカの大手中華料理チェーンのパンダエクスプレスが、代替鶏肉ビヨンド・チキンを使ったオレンジチキンの販売を限定的に再開した。オレンジチキンは、鶏肉の唐揚げをオレンジソースでからめた中華料理で、アメリカ人が好きな中華料理のひとつ。パンダエクスプレスは、これまでに7000通を超えるお客からの請願書を受け取り、ビヨンド・チキンのオレンジチキンの販売再開を決めたとしている。

パンダエクスプレスは、1987年からオレンジチキンの販売を開始し、今日までに同チェーンの売上の三分の一を上げる看板料理に育て上げている。パンダエクスプレスは、2021年に代替肉メーカーのビヨンド・ミートと共同で、代替鶏肉を使ったオレンジチキンを試験的に販売していた。試験販売はニューヨークと南カリフォルニアの一部の店舗で実施され、販売開始から2週間で在庫分を完売する結果となった。

パンダエクスプレスはその後、試験販売をもってビヨンド・チキンのオレンジチキンの販売を停止したが、主にベジタリアンの利用者から販売再開を求める声が高まり、署名運動などが活発化していた。

パンダエクスプレスは、1984年設立の大手中華料理チェーン。アメリカを中心に全世界で2200店舗以上を運営する巨大中華料理チェーンとなっている。近年は東京をはじめとする日本の都市部にも出店している。